天使と悪魔(上)
ダン ブラウン, 越前 敏弥
ローマ法王、ヨハネ・パウロ2世が亡くなりました。
その死を悼んで、メジャー開幕戦、ヤンキー・スタジアムの
星条旗も半旗になっていましたね。
これから、葬儀、後継者の選出と続くわけですが、ちょうど今
「Angels&Demons」(天使と悪魔)を読んでいますから、
詳しいですよ。世界的なベスト・セラーになった「The Da Vinci Code」の
作者、Dan Brownが書いたこの本は、一言で言えばやはり、傑作です。
内容はこんな感じです↓
スイスにある科学研究所から盗み出された、核の数十倍のエネルギーを 持つ「反物質」がひそかにバチカンに持ち込まれた。
盗んだのは、遠い昔に消滅したはずの秘密結社だった。
折りしもこの日、バチカンでは後継法王の選挙が行われていた。
しかし、投票が行われるシスティナ礼拝堂に集まった
枢機卿たちの中に、肝心の4人の候補者がいない!
彼らは、秘密結社に誘拐され、バチカンには、1時間ごとに一人ずつ
殺害することが通告された。彼らの救出のために不可欠な謎解き、
バチカン内に隠された反物質の発見…
本のおかげで、法王の逝去後、マスコミに頻繁に登場するようになった、
バチカンそのもの、システィナ礼拝堂、コンクラーベ、選挙の仕組みなどについても、なじみがあります。
(だからどうだ、ということではないのですが)
それにしても、宗教のトップに立つ人の顔はどうして、ああも柔和なんで
しょうか。信者であろうとなかろうと、テレビなどであのお顔を見て、
勇気をもらった人は多いと思います。